多読・多聴  Extensive Reading and Listening

  
Nellie's English Booksでは2019年7月より、SEG Bookshopを引き継ぎました。
中高生対象の学習塾SEGで長年多読指導を行っておられる古川昭夫氏を多読アドバイザーにお迎えし、
多読図書の選定・指導についてのアドバイスをいただきながら、
多読・多聴を広げるために学校、英会話スクール、企業、個人の多読学習者、指導者をサポートしていきます。



読・多聴とは


多読・多聴とは・・・

日本語に訳さず英語を英語のまま理解する力を伸ばすために、
十分に理解できるやさしい英語の本を、楽しんでたくさん読む・聴くことです。



多読・多聴とは、英語を英語のまま理解して読むことであり、英語力向上に非常に効果的だと言われています。
それは、読むことに自信がつき、英語の読書が好きになるからです。
また、文学を通じて世界を知り、思考力や価値観を豊かにするための取り組みとしても注目されています。
多読・多聴はすぐに結果が出るものではありませんが、読み続けることで成果がでます。


■読書量の目安■  
 30万語  → 多読の効果が上がってくる。英語のままで楽しんで読めるようになる
 100万語 → 多読の目標として設定されているのが、“100万語”
 300万語 → 大人向けペーパーバックが読めるようになる  




ぜ多読・多聴が重要なのか

グローバル化が進む昨今、英語の重要性は増しています。
しかし、英語のコミュニケーションスキルに自信を待てる日本人はひと握りです。
それは、日本人は英語に触れる時間が短いことが大きな理由でしょう。
そこで、やさしい英語をたくさん読むという多読・多聴が重要なのです。
多読・多聴を適切な方法で行うことによって、たくさんの人がペーパーバックを読めるようになっています。
沢山の英語に触れ、英語のシャワーを浴びることによって、ペーパーテストの能力だけでなくコミュニケーションスキルなど生きた英語の力が身に付きます。
 
1.自然な文脈の中で使われる表現に出会い、言葉が現実にどのように使われているか、知ることができます。
2.語彙を増やします。
3.読書の速度が上がり、より流暢に読めるようになります。
4.自信、やる気、楽しさが増し、読むことが好きになります。
5.英語の読みや聞き取りのよい習慣が身に付きます。
6.英語のセンスが磨かれ、文脈の中で文法がどのように働くのか、勘が養われます。



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読・多聴ってどうやるの?本を読めばいいの?

多読・多聴には、いくつかのポイントがあります。
たくさんの本を読むためには、楽しく、やさしい本を読むことが大切です。
だれでも手軽にでき、他人の目や点数を気にせず、自分が好きなときに、自分のペースで
英語を学べる方法がSSS方式の多読です。

■Start with Simple Stories (SSS)■  
 やさしい本から始めることによって、英語を英語のまま理解し楽しめる様になります。
 英語多読・多聴を1年、2年(30万語、100万語)と続けていくことで自然と英語の基本が身についていきます。


多読の楽しく続けていくためにはいくつかのポイントがあります。
SSS英語多読研究会では、分かりやすく3つのポイントを挙げてくれています。
それが、「多読三原則」です。

    



この多読三原則に添って行っていくことで、多読・多聴の良い循環が生まれてくるのです。

つまり・・・
よくわかるやさしい本を読む→流暢に(速く)読める
→楽しく読める →たくさん読める、多読が続く
→たくさん読むので、分かるようになっていく・・・という良い循環が生まれます。

読書が好きな人は、自分の好きな本を読んでいるときを思い浮かべてください。
本が苦手な方はマンガや好きなものでイメージしてください。


本の選択が適切でないと(難しすぎる本を読もうとするなど)、
本の内容がよくわからない →ゆっくりしか読めない
→楽しくない →たくさん読めない、続かない ・・・という悪い循環に陥ってしまいます。

辞書をたくさん引きながら、なんとか英語の文章を和訳しようとした経験はないでしょうか?

そのとき、楽しかったでしょうか?
たくさん読みたいと思ったでしょうか?
これが、悪い循環例です。
このような悪循環を避けるためにも、選書はとても大切なポイントなのです!








分にあった本とは

多読・多聴の重要ポイントは、自分のレベルにあった本を読むということです。
多読・多聴を始めるのに適切な本としてリーダー教材(GR:Graded ReadersとLR:Leveled Readers)があります。
これらの本は、理解可能な多くの文や表現にふれることができ、読解力を、段階的に、徐々に「ステップアップ」させることができます。


GR(Graded Readers)  
英語を母国語としない英語学習者向けの英語の本。レベル分けされている。
英語学習者向けに作成された本なので、レベル別に基本単語、表現や文法が調整されており
基本の単語や表現が繰り返し出てくるように工夫されているため、学習に適している。
また、巻末に基本単語の語彙集がついていたり、内容理解や単語のチェックができるようになっているものもあり
学習を目的とした読書の際には、おススメです!


LR(Leveled Readers)  
英語を母国語とする幼児~小学生向けの本。レベル分けされている
英語学習者をターゲットにしたものではなく、一般の幼児~小学生をターゲットとしているため、
種類が豊富で、レベルごとに見ても冊数が多いという利点があります。
多読・多聴では、たくさん英語に触れて慣れていく必要があるため、同じレベルの本をたくさん読む必要があります。
また、楽しく読むためには、自分の興味・関心にあったものを選べることも大きなポイントとなるので
LR・児童書を取り入れていくこともおススメです!





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L (読みやすさレベル)

「日本人学習者にとって」の本の読みやすさの基準としてYL(読みやすさレベル)があります。
GR・LRのレベルは出版社によって決められており、出版社によって読みやすさに違いがあるため、統一的基準としてYLが設定されました。
読みやすさは、語彙・文の長さ・複雑さ・挿絵・背景知識・飛ばし読みへの慣れなどによって決まります。
これらの観点から、読者や多読指導者の意見を参考に決定されています。


YL(読みやすさレベル)  
SSS英語多読研究会が作成した、「日本人学習者にとって」の本の読みやすさの基準。
0.0~9.9までレベル分けされている。




YL0.0~1.0
スタートはこのレベルから!
スタートの目安・・・
 ●英語学習経験なし→YL0.0-0.3
 ●英語学習経験あり→YL0.6-0.9

英語が得意な方も、まずはこのレベルの本からはじめるのがポイント!
苦手な方は、まずはこのレベルの本を 30冊 読んでみてください。

 

YL1.0~2.0
このレベルをしっかり読んで、 「英語を英語のまま読む」感覚、読書習慣(ex.1時間以上英語の本を読み続ける)をしっかり育ててください。
このレベルで 10万語 読んでみましょう。

 

YL2.0~3.0
このレベルまで来ると、読書がおもしろくなってきます。
1冊の語彙数が4000語を超えてくるので、充実感も出てきます。
YL1の本も混ぜながら、読み進めてみてください。
このレベルで 30万語 読んでみましょう。

 

YL3.0~4.0
ここまでくると、本の幅が広がってきます。
児童書も読めるようになってきます。
1冊あたりが長くなってきますので(10,000語~)
おもしろくないと感じた本はやめて、すらすら読める優しい・楽しい本を読んでいきましょう。

 

YL4.0~
ペーパーバックが読めるようになるまでもう一息です!
読書だけではなく、音声を聞くだけの「聞き読み」をしたり、ドラマやニュースも英語で聞いてみたりと 英語の学びの幅も広げてみてください。
また、英語を聞いてすぐに、まねをして発声する「シャドーイング」もおススメです。








YLと語数を知りたい方はこちら↓   
SSS YL and Word Count Tables(SEG)(SEGのサイトに飛びます)









う導入するか

多読・多聴は、多くの英語教室・小学校・中学校・高校・大学でも取り入れられています。
また、個人で始める方も増えてきました。
多読プログラムを導入したい先生方、すでに、多読プログラムを導入している先生方に
多読・多聴のプログラムを作るためのアドバイスをご紹介します。

多読プログラム  
1.短期的目標と長期的目標を設定する
予算、時間や英語力の目標を1年単位の短期的目標と、数年単位の長期的目標を設定します。

2.「ライブラリ」を用意しよう。
本を選べるように、やさしい本(多読用の本)をそろえます。目安としては、1人あたり20~40冊程度の本が必要となります。

3.自分のレベルにあった本を与える
どの本を選ぶのかは非常に重要なので、先生も本を読んで、生徒にあった本を薦めてあげるとよいです。
自発的に本を読む生徒は稀なので、声掛けをします。

4.内容理解しているかチェックしよう(すべり読みに注意)
すべり読み(本の内容を理解出来ていない)では英語力は伸びません。難しすぎる本を読んでいないのか適宜確認します。


日本多読学会による『多読・多聴ガイド』(2020年)はこちらからご覧いただけます。
▼  ▼  ▼ 
多読ガイド




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