今では世界中で、クリスマスシーズンを宗教に関係なく特別な日として過ごしますね。でもChristmasってどんな意味なのでしょう。イエス・キリストの誕生日とは聞いていますが、Christmasは何・・・??
調べてみると、Christmasはどうやら、「Christのmas」つまり「キリストのミサ」らしいのです。イエス・キリストは実在した人物で、世界三大宗教のキリスト教の始祖。キリスト教信者ではなくても全世界の有名人で、そんなキリストの降誕を祝おう! という日なんですね。さてさて、そんなクリスマスのうんちくはさておき、皆さんは英語のクリスマス・メッセージ、どのくらいご存知でしょうか。
Merry Christmasだけではなく、いろいろな表現をご紹介しましょう。
【定番編】
みんなが幸せになれるように祈りが込められている素敵なメッセージです。イギリスで古くから歌われているクリスマス・キャロルのひとつになっていますね。
「楽しく幸せに満ちたクリスマスでありますように。」
このmayは○○でありますように、と願いをこめて表現されています。Mayと主語と動詞の原形で、よく使われるクリスマス・メッセージになります。
もうひとつmayを使った表現です。
「あなたのクリスマスの願いがかないますように。」
助動詞としてのmayには、「願わくば~、~させたまえ」の意味もありますから、例えば別のメッセージで、May you be happyとすれば、あなたのご幸運を祈ります、となります。このmayを使えばいろいろと表現の幅が広がりそうです。
クリスマスと年末のご挨拶も兼ねる決まり文句も使えます。
「暖かく幸せに満ちたクリスマスでありますように!」
「メリークリスマス、新しい年がたくさんの幸せをもたらしてくださいますよう、お祈りしています。」
「素晴らしいクリスマスと新しい年をお迎えできるよう、心から願っています。」
「メリークリスマス、そして新しい年が良い年でありますように。」
「メリークリスマス、来たる新しい年が最高の年でありますように。」
今年は、心をこめてクリスマスと新しい年へのメッセージを英語で贈ってみませんか。今は特に、遠くにいる大切なひとにはなかなか会いに行きにくいですよね。できればSNSやメールではなく、素敵なグリーティングカードを選んで書いてみることをおすすめします。
【子ども向け編】
次はお子さまへ英語で伝えるメッセージをご紹介しましょう。
いつもとは違う英語のメッセージでお子さまを楽しく驚かせてみてください。
「プレゼントでいっぱいになるクリスマスでありますように。」と伝えます。
「サンタが欲しいものを持って来てくれるといいね」と伝えます。
「サンタがたくさんのプレゼントを持ってきてくれますように」と伝えます。
Merry Christmas
例えばお仕事で忙しいパパは、こんなふうに「いっしょではないけれど、いつも君のことを思っているからね」と心をこめて贈ります。
クリスマスは子どもたちにとっても特別な日。この機会に海外のクリスマスのお話を聞かせてあげるのも、英語や海外の文化や習慣を知るには大切です。
チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」はちょっと怖い部分もありますが、クリスマスのお話として一度は読んでおきたい1冊です。また、レイモンド・ブリッグズの「さむがりやのサンタ」(Father Christmas)は、絵といっしょに楽しめる作品。お子さまとクリスマスのお話を読みながら、楽しいひとときをお過ごしください。