(早起きの鳥は虫を捕まえられる=早起きは三文の徳)
中学・高校時代の英語の授業で、こんな英語のことわざ・名言を聞いたことがあるかと思います。
こうした有名なフレーズは覚えておくと役に立つものです。
例えば、アメリカの街中では"EARLY BIRDS!!"と書かれた看板が見られますが、上記のことわざを知っていれば「早く買うとお買い得」ということを言っているんだな、と気づくことができます。
今回は、そんな英語の名言集 第1弾です。
英語の名言を学ぶメリット
英語の名言を覚えておくと、他にも以下のようなメリットがあります。
英語表現の幅を広げられる
重要な基本構文からなる名言も存在します。構文だけ覚えようとすると大変ですが、意味を持った言葉として覚えるととても楽に覚えることができます。
「The 比較級 + SV, the 比較級 + SV」(~すればするほど、より~だ)であれば、
話すのを控えるほど、話をよく聞いてもらえる ─アビゲイル・ヴァン・ビューレン(アメリカのコラムニスト)
がありますし、
「The best way to A is to B」(Bをする最善の方法はAだ)であれば、
自分の未来を予想する最善の方法は、それを作りだすことだ。 ─ピーター・ドラッカー
などがあります。
こうした名言から学んだ表現をストックすれば、それを発展させて自分の表現を作り出すことができます。
名言から教訓を得られる
これは英語の名言に限ったことではありませんが、偉人の残した名言を知ることで、仕事や生活に役立つヒントを得られます。時に自分と反対の考え方を提示されることもありますが、それは自分の考え方を変化させたり、発展させたりするきっかけになるでしょう。
説明を省くことができる
名言はビジネスの場面でも役立ちます。英語圏で著名な人の言葉を知っていると、ビジネスの相手と共通認識を作りやすいのです。また。相手の国の著名人の言葉を知っていれば、相手の国の文化に対して興味があること、それを理解しようと努力していることが伝わります。人間関係を円滑にするのにも効果的なのです。
決断しないことは、ときとして間違った行動より質が悪い。 ─ヘンリー・フォード(アメリカの実業家)
優れたリーダーは決断が早い、とはよく聞くことです。決断をすれば、それが間違っていたとしてもすぐに次の対策を講じることができます。人間、最良の選択をし続けることはできません。であれば、早く決めたほうが良い、ということなのでしょう。
"Information is not knowledge. The only source of knowledge is experience."
(Albert Einstein)
情報は知識ではない。知識とは唯一経験から得られるものである。 ─アルベルト・アインシュタイン
昨今、情報は世に溢れ、簡単に手に入れることができます。しかし、ただ聞いたり読んだりしただけで満足してしまうことが多いのではないでしょうか。実際に得た知識を活かし、行動してみて初めて自分のものになるのです。
昨日から学び、今日のために生きて、明日に希望を持て。大切なのは、疑問を持つのをやめないことだ。 ─アルベルト・アインシュタイン
辛くても、大事なのは経験から学び考え続けること、そうすればいつか道は開ける。
アインシュタインが肩を叩いて慰めてくれたような、そんな気になれる名言です。
(Thomas Woodrow Wilson)
敵を作りたいと思うなら、何かを変えようとしてみなさい。 ─ウッドロー・ウィルソン
国際連盟設立を実現し、ノーベル平和賞を受賞した米国大統領です。この名言は、「何かを変えようとすると必ず敵ができるものだ」と解されてます。あなたに敵がいるなら、今まさにあなたは前に進もうとしているところなのです。
下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ。 ─チャーリー・チャップリン
辛くても、幸運をつかむためには前を向かなければならない。そう教えてくれるやさしい言葉です。
凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない。 ─ウィンストン・チャーチル
向かい風は、上へ上へと成長するチャンス。歯を食いしばらなければならない時、めげそうな時に、もう一踏ん張りを後押ししてくれる名言です。
最大の栄光とは失敗しないことではない。失敗するたびに立ち上がることにある。 ─ラルフ・ワルド・エマーソン:アメリカの思想家・詩人
人間は失敗を恐れてしまうものです。しかし、必ず失敗してしまうものでもあります。失敗を繰り返しながら進んでこそ、成功が見えてくるのです。
顔をいつも太陽のほうに向けよう、影なんて見る必要はない。 ─ヘレン・ケラー
失敗をしてしまったひとを励ます時などに使えます。いつまでも後悔せず、良かった点・これからできることに目を向けて次へ進みましょう。
準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。 ─エイブラハム・リンカーン
チャンスが来ない、と嘆くだけなら誰でもできます。しかし、幾多の困難を乗り越えて米国大統領となったこの人は違いました。腐らず、日々準備すること。難しいことですが、この名言を糧にまた一日頑張りましょう。
勝つためには、一度ならず戦わなければならないこともある。 ─マーガレット・サッチャー
英国初の女性首相となったサッチャー。今よりも女性の社会進出が進んでいなかった当時、どのような困難に直面したのか、想像を絶します。腹を括ることを教えてくれる言葉です。
涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの。 ─ドロシー・ディックス
ドロシーは米国の女性ジャーナリスト。人生相談コラムニストの先駆けです。様々な人の人生を見てきた彼女の言葉には、深く納得させるものがあります。
あなたの心に響く名言はありましたか?
無理して全部覚える必要はありませんが、気に入ったものを少しずつ覚えてみましょう。知らない間に表現の幅も、考え方の幅も広がりますよ。