英語の名言の特徴
経営者、政治家、作家、研究者、哲学者、ミュージシャン、スポーツ選手といった各ジャンルの有名人が、たくさんの名言を英語で残しています。
なかには簡単な英単語でごくシンプルに表現されたものもありますが、彼らの言葉には、どこか深く納得させられるような深みがあります。
さらに、音韻を意識した名言も多くあります。リズムに乗って口ずさむと、すぐに覚えることができますよ。
結婚・恋愛に関する名言
「結婚生活は長い会話である」(ニーチェ)
結婚生活は何十年にも及ぶもの。自分がどういう人間か、何を思っているのか。お互いに時間をかけて伝え合い、その全てを味わうものなのでしょう。
「真の恋の道は、茨の道である。」(シェイクスピア)
これは「真夏の夜の夢」の中の一節です。心から人を好きになると、それだけで苦しいものですね。でも、恋することはそれだけの価値があるのかもしれません。
「愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。」(マザー・テレサ)
「愛」と聞くと壮大なことをイメージしがちですが、大切なのは小さな行動。笑顔を向ける、話しかけるといった些細なやさしさを忘れないことが大事です。
「人生のパートナーとして親友を持つために、必ずしも結婚する必要はないわ。」(グレタ・ガルボ:女優)
多様な生き方が認められつつある現代において、覚えておきたい言葉です。結婚はしなくてもいいし、してもいい。自分を自由にしてくれます。
「結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする。」(モンテーニュ:フランスの哲学者)
結婚をユーモラスに表現した有名な言葉です。隣の芝が青く見えるのは、こと結婚に関しても同じなのでしょう。
友情に関する名言
「私の親友は、私の最も良い部分を引き出してくれる人だ」(ヘンリー・フォード)
友だちってなんだろう? と悩んだときの一つの答えになるかもしれません。自分の足を引っ張るような友だちは、本当の友だちではないと言えますね。
「多数の友を持つ者は、一人の友も持たない」(アリストテレス:古代ギリシャの哲学者)
信頼できる人間関係を構築するのは、おそらく時間がかかるもの。あちこちに良い顔をしていると、一人一人と深い信頼を築くことができなくなるのでしょう。
「友情は相手が死んでからではなく、生きているうちに示すものだ。」(フィッツジェラルド:アメリカの小説家)
生きているうちは、いつでも会えると思ってしまうもの。しかし、人はいつかは死にます。大事な人には愛情・友情を常日頃から伝えておかないと、のちのち後悔することになります。
家族に関する名言
「世界で1番大切なことは、家族と愛だ」(ジョン・ウッデン:アメリカ大学バスケットボールの名監督)
もっとも大事なのは仕事でなく家族だと言う偉人は多いようです。仕事で成功しても幸せになるとは限りませんが、家族が仲が良ければ幸せになれるのでしょう。
「世界平和のためにできることですか? 家に帰って家族を愛してあげてください。」(マザー・テレサ)
平和というのは個々の心の平和が集まったもの。とすれば、家族内を平和にするのが、何より先に達成されるべきことですね。
「家族は大事なことではありません。大事なのではなく、全てなのです。」(マイケル・J・フォックス)
これもまた、家族の大切さを説いた言葉です。大成功を収めているハリウッド俳優でさえ、家族以上に大切なものはないのです。
「子育ての手引きはありません。いつも膨大な話し合いです。」(メリル・ストリープ:女優)
子育て本は数あれど、本の通りに育ってくれる子どもはいません。一人一人と向き合い、個性を大事にすることを思い出させてくれます。