【コラム】英語を学び始めるのは何歳から?

こどもの英語教育、いったいいつから始めたらいいのでしょうか。日本語を覚えている最中なのに、英語を学ばせていいのかも心配するところです。 日本語と英語が一緒になって混乱してしまうのでは? けれど、おもちゃを与えるように英語も身についたらいいな、と思う方も多いのではないでしょうか。 英語に興味を持って欲しいとお考えのママパパたち。子どもたちにとって英語を始める時期はいつがいいのか、ご紹介していきましょう。


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幼児からの英語教育をおすすめする理由

0才の赤ちゃんは聴覚で人の世界と接しています。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ物ははっきりと見えてはいません。 明るさと暗さを認識しているだけです。生後数週間経って、もののカタチや色、動くものに興味を示し始めていきます。 最初は「耳から」。これが英語学習のキーワードの1つです。


聴覚の柔軟性が高い

まだまだ周囲の音に触れ、言葉を知らない幼児の世界。母語が確立されていない1~2才ぐらいのお子さんは、聴覚の柔軟性が高く、 音を正確に聞き取ることが可能な時期でもあります。日本語も英語もわからないけれど、身近な音の認識をし始めています。 考えてみれば、お母さんのお腹の中でもしっかりと音は聞こえています。できれば1才から3才までに、英語の自然な音やリズムを聞かせてあげるようにしてみましょう。


未知の言語にも抵抗が少ない

まだ英語も日本語も遊び感覚の時期に、英語が楽しく、好きになれる教材を与えてみます。幼児のうちは学習として英語を学ぶのではないので、 英語学習のハードルは高くありません。ネイティブスピーカーの英語の発音、フレーズや歌などの音声教材で聴かせることがおすすめです。 英語教材のCDやDVDもたくさんありますし、動画サイトなどを活用する方法もあります。




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2才から英語学習を始めるメリットと注意点

2才から英語学習を始めるとして、そのメリットと注意点はどんなことがあるでしょうか。


☑メリット

英語が定着しやすい

言語を獲得しようとする能力が長けているこの時期は、英語も日本語も同時に身につけることができる時です。 ご両親のどちらかが英語圏の方で、日本語と英語の環境で育ったこどもは、同時に2つの言語を習得していきます。 こどもの聴覚は、言語を吸収しようとする力で満ちあふれています。2カ国語を習得するバイリンガルのようにはいかなくても、 英語を吸収する力を持っている時期です。


英語の学習時間を確保しやすい

幼稚園や保育園に入る前のこどもにとって、1日は自由時間。その時間を有効活用するために、英語だけで学べるプリスクールや、 英語教室に通わせる方も増えています。また自宅でも、英語の絵本の読み聞かせや、英語の知育玩具を使いながら、 アルファベットに触れさせてみることもおすすめです。


多様な価値観を身につけられる

英語に触れることで、その世界は広がるはずです。こどもにとって、ただ単にABCや英語の単語を覚えるのではなく、その英語の背景にあるものを 感じとっていけるようにしたいと考えます。でもそれには確実なマニュアルはありません。英語力を育むには、英語の楽しさと、英語への興味を持ち続けることが大切です。 親子で楽しむ英語の時間が、やがてその子の英語の世界のバックグラウンドになっていけたらいいですね。



☑注意点

幼児期は集中力の持続が難しい

こどもの集中力は続きません。つまらないとすぐに飽きてしまう傾向もあります。そのためにはいろいろと工夫も必要です。 英語の歌や映像の楽しさで引きつける、テンポよく遊びを変えていくなど、いくつかの教材を交えていくといいかもしれません。


自主的な学習はできない

机に座って長時間勉強する、自主的に絵本を読ませる、といった方法は、幼児期のこどもには向いていません。 英語でのコミュニケーションで、英語のフレーズを身につけていくことが理想できです。また無理に英語を聞かせるのも逆効果。 何か別のことをしながら、自然と耳に入ってくる環境を整えるのが良さそうです。




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幼児期の英語学習のポイント

「聞く」を中心に学習する

英語習得には「聞く」「話す」「読む」「書く」という4つのスキルが必要です。2才から英語学習を始める場合は、まずは英語を「聞く」ことから 始めるのがおすすめ。英語を習得するためには英語を「聴く」力を先につけていきましょう。自分が簡単に発音できない音は、雑音にしかならないそうです。 英語耳を育むためにも、たくさんの英語、できればネイティブの英語の音とリズムを耳に刻むことをおすすめします。


日常生活にうまく英語を取り入れる

家庭でも時間を決めて、レッスンタイムを設けてみましょう。NHK「えいごであそぼ」の時間はチャンネルを合わせる、Kids Englishの動画サイトを活用するなど、 ネイティブの英語に触れる時間を増やして、日常の生活に英語を取り入れてみてください。


楽しみながら勉強する

未就学のこどもには、英語を楽しむことが最優先です。英語を確実に身につけられるルールはありませんが、英語の音を楽しんで、 五感を通して学ぶことが大切だと言われています。ネイティブの先生の口元の動き、舌の使い方などもお子さまたちは観察しています。 楽しく、聴く・見る・身体を動かすなど、全身で英語に触れられるようにしてあげましょう。


強要しない

英語に気が向かない時に、英語の勉強を強要してはいけません。英語学習の一番の弊害は、英語が嫌いになること。 自然と自分から英語の時間を作るように見守ってあげてください。



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