【コラム】英語のリーダーってなに?

リーダー教材

英語教材の話をしていると、たまにリーダーという言葉を聞きませんか? では、リーダーっていったい何でしょう。

「英語」「リーダー」でネット検索すると、リーダー育成方法!とか、リーダーシップとか、「指導者」のLeaderの話ばかり出てきますが、ここでお話しするのは、Readers「読み物教材」の事です。


【目次】
(1)リーダー教材とは
(2)Graded Readersって?
(3)Leveled Readersって?



①リーダー教材とは

英語学習者にとってリーディング、英語がしっかり読めるかどうかはとても重要な要素です。でも、いきなり英語の原書を手に取って読み始めるのはかなりハードルが高いですよね。子ども用の絵本や童謡ですらそんなに簡単ではありません。


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リーダーとは、英語学習者向けや英語圏の児童のために英語教育専門の出版社が段階別のレベルに応じて書き直している、あるいは作成している読み物になります。大きく分けて2種類あり、Graded ReadersLeveled Readersと呼ばれます。



②Graded Readersって?

Graded Readersは、英語を外国語として学ぶ学習者が、自分の英語力に応じて無理なく読めるように、各レベルで使う単語、文法事項を細かくルールで定め、そのルールに従って書かれた本です。

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「出典: Oxford Graded Readers(Oxford University Press)」

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Graded Readersの主なシリーズ:
Dolphin Readers

Dolphin Readers

Disney Kids Readers

Disney Kids Readers

Penguin Readers

Penguin Readers

Ffoundation’s Reading Library

Foundations Reading

Library

Black Cat Graded Readers

Black Cat Readers


Graded Readersの特徴としては、レベルに応じてディズニーのタイトルや、有名なおとぎ話、なかなか原書では手が出ない古典やノンフィクションなど、分野や題材も豊富に取り揃えています。

挿絵が美しいBlack Cat シリーズでは、学習者が英語で読むことを楽しんでいけるよう、読解力を確認するためのアクティビティがついていたり、よりストーリーを理解できるよう、著者の事やその時代背景を説明したコラムがついていたりと、読書愛を育む工夫がされています。



③Leveled Readersって?

Leveled Readersは、英語圏の児童のために書かれた学習絵本シリーズです。

やはり段階別に分かれていることが多く、Graded Readersほどではないにしても、学習的視点から難しい単語を避けて書かれているため、子どもから大人まで英語学習に重宝されています。

ネイティブの子どもたち向けなので、実際の生活の中で使う豊かな英語表現が多いのも魅力の一つです。


Leveled Readersの主なシリーズ:
Oxford Reading Tree

Oxford Reading Tree

Scholastic Readers

Scholastic Readers

Skyline Readers

Skyline Readers

Who HQ series

Who HQ series


何冊かまとまったセットになった商品や音声CDがついているシリーズも多く、おうち英語の教材としても人気です。ORT(Oxford Reading Tree)はイギリスの小学校の教科書としても使われており、レベル分けが丁寧なので、英語を学んで日が浅い人には最適な読み物といってもいいでしょう。眼鏡がいつもどこかに落ちていたり、しょっちゅう近所のおじさんが柵越しに覗いていたりとイラストにも様々な工夫がされており、絵本としてのクオリティーも抜群。英語が苦手な大人でも、クスっと笑ってしまうような魅力あるシリーズです。


精読にも多読にも適している英語のリーダー教材。おうちでの読み聞かせにも最適ですし、夏休みなど長期休みの課題図書としてもよく使われ、様々なシーンで活用されています。



ネリーズオンラインストアでも、リーダー教材特集を取り上げています。是非一度ご覧ください。

ネリーズリーダーフェア


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