レベル：B2.2　英検準1～1級　ジャンル：Human Interest

Black Cat Reading and Training は、フルカラーの挿し絵も楽しく、読みやすくて読み応えのある6レベルのリーダーシリーズ。古典の名作からオリジナルまで幅広く堪能できます。「構文」と「語彙」によりレベル分けされていますが、語彙は一般的な見出し語を参考にしつつも、作品の魅力を損ねないよう常識的な範囲で柔軟に使用されているのが特長。4スキルを磨くアクティビティはケンブリッジESOLテスト形式を採用。文化的、歴史的背景も随所で解説しているので教科を横断した（cross-curricular）アプローチにも適しています。

ジョゼフ・コンラッド著、邦題『闇の奥』。植民地時代のアフリカを旅する商船員マーロウ。蒸気船に乗っての危険な旅の目的は、病に侵された代理人・クルツを救出することでした。クルツがいる出張所に辿り着いたマーロウは、彼が一帯の地域を支配していたことを知ります。文明社会から完全に隔絶された状況下で、クルツは原住民の心を掴むため、残酷な人身御供を伴う魔術の体系を確立したのでした。

Dossier（社会や歴史など、背景知識を紹介するコーナー）：
コンラッドと植民地での経験

Marlow, a merchant sailor, travels through colonial Africa. He makes a perilous journey by steamboat to rescue Kurtz, an agent, who is seriously ill. He arrives at Kurtz’s station to find that the agent has taken control of the whole area. In his complete isolation from civilised society Kurtz has instituted a brutal system of human sacrifice and magic to enthral the natives.

Dossiers:
Conrad and the Colonial Experience